第1358回 クラブフォーラム(寺っこや食堂)
2023年を迎え新しい年が始まりました。しかしながら早いものであっという間に1か月が経ちました。11日の綾瀬 ロータリークラブとの合同新年会からはじまり、18日の例会は内容を変更して、今年の5月開催予定のコミュニ食堂、寺っ子や食堂の1年に1回のお祭りイベントについてクラブフォーラムを開催しました。そして本日もこのイベントについてクラブフォーラムを開催します。
先ほど1か月があっという間に過ぎた話をしましたが、大人になると時間が過ぎるのが早く感じるのには理由があるそうです。これを「ジャネーの法則」と言うそうです。これは年少者と年長者では時間の過ぎる感覚が違うことを心理学的に説明したものです。
50歳と5歳を例にとって簡単に説明すると
50歳の人にとっての10年は5歳の人の1年と同じ長さに感じる。
なんと10倍の時間の差です。これがさらに年齢を重ねるともっと加速していくそうです。これを考えると人生とはあっという間に終わってしまうものなのかもしれません。この時間の流れの差が生まれる原因と言われるのが、子供頃は初めて体験することばかりで毎日が新鮮で新しい出会いや発見がたくさんあることに対して、大人になるに連れて、新しい経験をする機会が失われてきて、日々の生活に新鮮味がなくなり毎日同じことをただ繰り返しているだけなので時間が過ぎる感覚が早く感じるからだそうです。
さてここからロータリーのお話です。仕事も現役を終え、ほとんど部下に任せて、ロータリーでも大した役職もなく、ただ毎週例会場に行ってご飯を食べ、卓話を聞いて帰るメンバーと、クラブの中心となって様々な活動したり、地区に出向したり、また仕事でも新しいことに挑戦している人とでは時間の流れが同じと言えるでしょうか。私も3年前に会長していた1年間は終わってみれば短いように感じましたが、実は毎日をある程度の緊張感を持って活動していたので非常に長く感じていました。それだけ様々な活動の機会があり充実していた日々を送っていたからでしょう。
人間、何歳になっても何かにチャレンジしなければならないと私は思っています。その一つとしてロータリー活動をひとりひとりがどう取り組んでいくか。そんなことの積み重ねが未来の世の中を少しでも良い方向に変えていくきっかけになるのではないかと今は思っています。